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2022.03.30

国鉄時代の車両が当時の姿に…西日本で唯一の車両も復活! 水島臨海鉄道【岡山・倉敷市】

今では珍しい鉄道車両が全国からの支援で往年の輝きを取り戻しました。

倉敷市の水島臨海鉄道で、国鉄時代の車両が当時の姿に再塗装され、3月30日、関係者にお披露目されました。

お披露目されたのは、水島臨海鉄道が所有する国鉄時代の車両「キハ205」「37」「38」の3両です。

水島臨海鉄道では、全国でも貴重なこの国鉄時代の車両を当時の姿に蘇らせようと2021年8月から塗装などにかかる費用をクラウドファンディングで募集。全国の鉄道ファンや地元住民などから約2400万円が寄せられ、外装や内装、エンジンの補修など車両の整備が進められてきました。

「出発!」

30日は製造された当時の色に塗り直された3両が特別に連結されて駅構内を走りました。

(水島臨海鉄道 伊東香織社長)
「国鉄時代の車両のゴールデンカラーがそろったと思う。水島の町、倉敷市のにぎわいにつながれば良いと思う」

国鉄時代に活躍した車両が3両も残っているのは珍しく、特に1960年に製造された「キハ205」が動く状態で保存されているのは西日本でも唯一ということで、鉄道ファンらの人気を集めそうです。

改装を終えたキハ「37」と「38」は、通常運行の車両として使用されるほか、「205」は鉄道の日のイベントなどで一般に公開されることになっています。
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