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2022.06.14

長さ9メートル超 巨大「雲龍図」 最上稲荷で特別公開へ 26日から【岡山・岡山市】

各地で梅雨入りする中、岡山市北区の最上稲荷に水の神、龍を描いた襖絵(ふすまえ)がお目見えしました。特別公開を前に、その圧巻の姿を一足早く取材しました。

(森夏美アナウンサー)
「すごい迫力です。一体の大きな龍です。とても躍動感があって、水の質感が繊細に描かれています」

最上稲荷の大客殿にお目見えしたのは、水をつかさどる神の八大龍王尊を描いた襖絵、「雲龍図(うんりゅうず)」です。

襖絵はタテ約1.8メートル、ヨコ約9.7メートル。国の内外で活躍する墨絵画家のOHGUSHIさんが6年前、最上稲荷を訪れた際にその歴史や光景に感銘を受け、筆入れから約1年8カ月かけて制作、奉納したものです。

最上稲荷では6月26日に奉納式を行い、7月の大祭にあわせて期間限定で特別公開します。

(最上稲荷広報部 熊代隆瑞部長)
「水墨画でありながら、水の表現が斬新だなと。この大正5年の建物の中で、ふすま絵に描かれた八大龍王尊の雲龍図を、畳の上に座りながら感じてもらえれば」

最上稲荷の雲龍図は、6月26日から7月22日まで入場無料で特別公開されます。