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第7波 感染急拡大の理由は… 国産初の新薬の特徴は…専門家に聞く【岡山・香川】

2022.07.19

第7波 感染急拡大の理由は… 国産初の新薬の特徴は…専門家に聞く【岡山・香川】

新型コロナ、オミクロン株の変異ウイルスBA.5が広がり、感染が再び拡大しています。なぜ感染が広がっているのか?近く、緊急承認制度の適用が判断される見通しの国産の飲み薬についても専門家に聞きました。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「“免疫逃避” といって、感染してできている抗体をすり抜ける力がある。これはBA.2でもあったが、さらに強くなっている」

抗体をすり抜ける力がこれまでよりも強いという変異ウイルス、BA.5。岡山県では1日の新規感染者数が7月18日まで6日連続で700人を上回り、香川県では7月16日に過去最多を更新するなど、感染が拡大しています。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「この波は(BA.5が先行した)欧州を見ると、それまで感染が多かった国は、1カ月半で下がっている。ただ日本は、感染した人は人口の約1割で多くはない」

そんななか期待されるのが、大手製薬会社の塩野義製薬が開発する飲み薬です。20日、厚生労働省の専門部会が、この薬の緊急承認の可否などについて審議を行います。

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「この薬は、症状が軽い時に 飲まないといけない。ウイルスの数が増えない薬なので、初期症状から抑える。昨年・一昨年から出ていた。重症化して免疫の暴走は後から抑える薬と根本的に違う」

勝田教授は、コスト面では課題が残るとする一方、ウイルスの増殖を抑え、重症化を未然に防ぐ可能性はあるとして、薬の有効性に期待を示しています。そのうえで…

(関西福祉大学 勝田吉彰教授)
「この病気は重症化する可能性がある高齢者を守るのが第一優先。帰省をした先で、高齢者と会う時には気を付けて、できれば高齢者との接触は最小限にしてほしい」
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