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2022.07.27

科学で料理&バリアフリーなスポーツ授業…1日限定「夢の学校」アイデア続々 10月実施【岡山】

岡山県和気町の小学校跡を大学生が1日限定で復活させるプロジェクトです。学生たちが授業でやりたいことを発表するプレゼンテーションが行われました。アイデア揃いのその中身とは。

ポスターを前に、熱弁をふるう学生たち。

(プレゼンする学生)
「自分で作ったらどうなるか意外と気になると思う」
「大事なのは一人一人が協調性を持って協力する事だと思う」

7月25日、岡山市の環太平洋大学で行われた、夢の授業のプレゼンテーションです。このプロジェクトは、次世代教育学部の学生が小学校の統合で5年前に廃校になった和気町の旧和気小学校を1日限定で復活させ、それぞれがやりたい授業を小学生に向けて行うものです。

学生たちはこれまで現地に視察に行ったり、実際に小学校の授業を見学するなどして、イメージを膨らませてきました。この日、21のグループに分かれて行われたプレゼンで披露されたのは、科学の力を使った料理やバリアフリーなスポーツの授業などユニークなアイデアの数々。それを聞くのはほかの学生や教員で、改善点などを指摘します。

(発表の様子)
「全然自分たち的に思ってもないような発言が出てきた時にどう反応する?」
「けっこういろいろな声が出るのではないかと思う。もしかしたら最後のまとめの時間を長めにしてもいいかも」

挙げられたのは、小学生が、学生が想定していない反応をする可能性についてでした。

(学生は)
「日頃から(小学校で)学んでいる事も少し入れると良いと思うと言ってもらえたので調べながらそういうのも入れていきたい」
「説明したつもりだったが、相手からすると何が一番重要なのか分からないと言われたので他のメンバーと考え直すいい機会になった」

(環太平洋大学次世代教育学部 畠中要輔特任准教授)
「楽しい案はあるが 実際の授業としてはもう少し問題を当日までに無くしていき自分たちが思い描いた授業を子供たちに楽しんでもらえる形にできれば」

1日限定の「夢の学校」10月25日の開校に向け着々と準備が進められています。