OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
「核戦争のないように…」高齢化進む被爆者の声 “広島原爆の日”から77年 津山市で祈念式【岡山】

2022.08.06

「核戦争のないように…」高齢化進む被爆者の声 “広島原爆の日”から77年 津山市で祈念式【岡山】

8月6日は広島に原爆が投下され77年を迎えた「原爆の日」です。津山市でも追悼式が行われ、被爆者や遺族らが犠牲者の冥福と平和への祈りを捧げました。

津山市総社にある平和祈念原爆慰霊碑前で行われた式には、岡山県原爆被爆者会津山支部のメンバーや被爆者の遺族など25人が出席しました。

参列者たちは県北の被爆者459人の物故者名簿を収めている碑に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにしていました。

(広島で被爆した 山本弘さん)
「子供も大人も年寄りも一瞬にして亡くなった。そういう事は絶対、この世の中にあってはならない」

(1歳で被爆し、母親を亡くした 鈴木潤さん)
「核戦争が始まったら、私なんか2度核戦争にあう。そういう事のないように願っている」

被爆者の平均年齢は83・9歳と高齢化が進んでいて、岡山県美作被爆二世の会では被爆者の声を、聴き語り部などを通して平和の尊さを訴え続けるとしています。