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2022.08.19

天候や時間帯によって見え方が変わる…夏の瀬戸内国際芸術祭 宇野港に2つの新作登場【岡山・玉野市】

瀬戸内国際芸術祭の夏会期が開幕して8月19日で2週間です。会場のひとつ、玉野市の宇野港では2つの新作が加わり、盛り上がりを見せています。

(来場者は…)
「四国に向いて四国のモニュメントがあるのはなかなか斬新」

玉野市の宇野港に夏会期から登場した新作、『本州から見た四国』です。トルコ出身のアイシャ・エルクメンさんによるステンレス製の作品で、四国をかたどっています。かつて、宇野港と高松市の高松港を結んでいた宇高連絡船が停留していた辺りに設置されていて、宇野港が四国への玄関口だったことをイメージさせます。また、天候や時間帯によって見え方が変わるので訪れるたびに楽しむことができます。

宇野港から徒歩で約20分、日之出公園に設置されたもう1つの新作が、金氏徹平さんの『S.F.(SeasideFriction)』です。

(高田亜矢子記者)
「カラフルなパーツは、もともと競輪場で使われていた、観客席の椅子なんです」

隣接する玉野競輪場の改修工事の時に出たランプや椅子、選手の写真などの廃材を使っていて、作品の組み立てには地元の人も参加しました。

(来場者は…)
「リサイクルでやっているのがおもしろい。アイデアが参考になります」

宇野港では、今回の新作を含め10の作品が公開されていて、実行委員会は、直島や豊島などの会場とともに周遊して楽しんでほしいとしています。