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2022.08.25

「ブラック校則」廃止へ 靴下は白限定・眉毛の手入れ禁止…高校生が物申す!企業と意見交換【岡山】

「ブラック校則」と呼ばれる不合理な校則を見直す動きが広がる中、岡山市の高校生が今の社会にふさわしい校則を考えようと、8月25日、企業関係者らと意見交換しました。

岡山市南区の興陽高校の生徒たちが、2022年度始めた校則の見直し。靴下は白限定、眉毛の手入れ禁止、男子は髪が耳に掛かってはいけないなど、生徒が不合理と感じる校則や、男女で異なるルールを見直し、納得する校則をつくろうという動きです。

(生徒は…)
「高校に入学してすぐの頭髪指導で、髪の毛を切ることになり、嫌な思いをした。なぜ男だからという理由で、自分の個性である 髪型を強制されなければいけないのか」

25日は、生徒会のメンバーを中心に、17人の生徒が、今の校則の問題点や全校生徒から集めた意見を、県内の企業関係者らに説明し、社会で求められる人材像と照らし合わせました。

■ディスカッションの様子
(生徒)
「この中でうーんと思う髪型はありますか」
(企業側)
「全然セーフ。髪型というより色。社会的な許容範囲の中で、自由にするというのは個性。だが、許容範囲を超えると個性ではない」
(生徒)
「もし面接でヘアピンをしたり、長い髪の毛を縛っている男の子がきたら、どう思われますか」
(企業側)
「理解をしていく社会になりつつあるので、これから面接を受ける皆さんが気にする問題ではない。それに対して違和感を覚えるような企業なら、行くべきではない」

(生徒は…)
「生徒たちが思っているより、企業は髪型やメイクに関して厳しくないと思った」
「社会は進んでいると思った。男女の差をなくし、個性を尊重できるような校則を作っていきたい」

生徒は25日の意見を踏まえて校則の改定案をまとめ、学校に提出することにしています。