芸術の秋本番です。岡山市中心部を現代アートで彩る岡山芸術交流２０２２が９月３０日、開幕しました。

（アーティスティックディレクター　リクリット・ティラヴァーニャさん）
「素晴らしい日を迎えました。岡山の美しい日です」

メイン会場となる岡山市北区の旧内山下小学校では、オープニングセレモニーが行われ、開幕を祝いました。

３０日は、県内の３つの小学校から児童約１６０人が訪れ、現代アートを体感しました。

（児童は…）
「でかい」
「これ（マイク）みたいに、もふもふだった」

岡山芸術交流は、３年ごとに開催され、３回目の今回は、１３カ国から２８組の作家が参加しています。

会場は、岡山市中心部の１０カ所で９０を超える作品を楽しむことができます。

（神奈川からの来場者）
「世界を代表するアーティストがやっていて、なかなか日本では見られない作品」

こちらは、カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルムドールを受賞したタイの映画監督の作品です。黒板に書かれた文字が窓に映し出され幻想的な空間を演出しています。

（大阪からの来場者）
「哀愁が漂っていて切ない感じ」

中には、岡山にゆかりのある作品も…。岡山出身の母親をもつ作家が、幼少期に遊んだ後楽園のボートで海を渡る映像作品です。前回の来場者数は、延べ３０万人を超え外国人観光客も多く見られましたが、今回は、コロナ禍で初めての開催です。

（岡山市　大森雅夫市長）
「なかなかインバウンドが見込めない。子供も楽しんでもらえる作品が多いので是非楽しんで頂ければ」

「岡山芸術交流２０２２」は１１月２７日まで開催されます。