これから寒くなってくると増える、ガスの使用量。２０２２年は特に注意が必要です。ウクライナ危機や円安に伴い、原料である液化天然ガス（LNG）の価格が上昇しているのです。１０月時点で、大手都市ガス４社全てが、１２月のガス料金を前月に比べ引き上げる見通しであることがわかりました。

そこで専門家、岡山ガス・エネルギー開発部の安藝あゆみさんに“節ガス”方法を教えてもらいました。

■キッチンでの“節ガス”クイズ
Q.節ガスなのは底が平な鍋、丸い鍋？
A. 正解は、平らな鍋。平らの方が火が、当たる面積が多いので、熱効率がよい。
※鍋底に合わせて、火力を強火から中火にするだけで、年間約２２００円節ガスになるという。 Q. ゆでたまごの“節ガス”調理法は？
A. 余熱を使って調理をする。
※常温の水に卵を入れて火にかけ、沸騰したらすぐ火を切って鍋にフタをして放置。余熱２０分で出来上がり。

Q. 鍋を火にかける時、鍋の外側の水滴をふいたら“節ガス”になる？
A. 正解は水分は拭いた方が節ガスになります。水分を乾かすのにまずガスを使う。その後お湯を沸かすのにさらに使う。
※実験では、水滴をふく？ふかない？で沸騰までの時間差は約２０秒。

■お風呂での“節ガス”クイズ
Q. 家族で順番にお風呂に入る時、先にお風呂に入った人が何をすると“節ガス”になる？
A. お風呂にフタをする。フタをして温度を保つことで、追い炊きの回数を減らすことができる。
※１日２回追い炊きをする家が、フタをすることで１回にすると、年間約１万３０００円節ガスに。 地球にも家計にも優しい結果となる、節ガス。２０２２年の冬はガスの値上げの可能性もあり、欠かせない習慣となりそうです。