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2022.10.27

災害ごみ“仮置き場”の設置訓練 西日本豪雨で問題に… 円滑に回収を【岡山】

西日本豪雨を教訓に、災害時に出たごみを搬入する仮置き場の設置訓練が、10月27日、赤磐市で行われました。

訓練は、災害発生時に災害ごみの仮置き場をスムーズに設置するため、岡山県が市町村や県産業廃棄物協会と連携して行ったものです。

まず、粉じんを防ぐためのコンクリートブロックや、鉄板を並べて仮置き場を設営しました。

そして、災害ごみに見立てた畳や家具などを、特殊な車両で回収する作業などの実演が行われました。

4年前の西日本豪雨で、倉敷市真備町では、仮置き場の設置や周知が遅れたため、災害ごみの山が道路沿いなどにでき、問題となりました。

(岡山県循環型社会推進課 千田元久課長)
「災害廃棄物の処理主体である市町村と、担い手である県産業廃棄物協会の方との顔が見える関係づくり。実際の重機を用いての訓練を通じ、より連携体制が整ってきた」

県は、今後も会議などで関係者との協力体制を強化し、災害に備えたいとしています。