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2022.11.07

ウィズコロナ時代の新しい形 瀬戸内国際芸術祭が閉幕 観光復活への一歩【香川】

瀬戸内の島々で開催された瀬戸内国際芸術祭が11月6日、105日間の会期を終え閉幕しました。コロナ禍での開催は、ウィズコロナ時代のイベントの姿を示した形となりました。

最終日となった6日、瀬戸内の島々は多くの観光客でにぎわいました。香川県の小豆島では、自然とアートが融合する瀬戸芸ならではの風景を楽しんでいました。

(訪れた人)
「4回来た 壮大なスケールの 地域創生島おこしに感動」

今回の瀬戸芸は4月14日に開幕し、12の島と高松港、宇野港を舞台に春、夏、秋と3つの会期で105日間行われました。

新型コロナの影響ですべての来場者に検温や体調確認を行うなど徹底した感染防止措置が取られました。幸い大規模な感染拡大は起こらず、6日夜、高松港近くで行われた閉会式では、島民がオンラインでメッセージを寄せ、安堵した表情を見せました。

(旧ハンセン病療養施設がある大島の人)
「多くの皆さんに来てもらえて人権交流に参加し見てもらえてありがたい。何事もなく終了することは幸せ」

一方、これまで100万人を超えていた来場者は、6割程度となる見通しとなりました。とはいえ、コロナ禍でも一定の来場者を確保し、観光復活への一歩を踏み出したことに香川県の池田知事は、満足感を示しました。

(香川県・池田豊人知事)
「大規模なイベントで島で100日以上行ってクラスターなどは出ていない。新しいスタイル、モデルを示していけた」

予定通りいけば、次回の開催は3年後、大阪・関西万博と同じ時期にあたることから、さらなるにぎわいが期待できそうです。