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2022.12.16

世界王者! 岡山市出身・晝田瑞希選手が地元凱旋 次なる夢は? プロボクシングWBO女子【岡山】

12月、プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦を制し、世界チャンピオンに輝いた岡山市出身の晝田瑞希選手(26)が、地元にチャンピオンベルトを持って凱旋しました。

12月15日、岡山県の伊原木知事を表敬訪問し、王座獲得を報告したプロボクサーの晝田瑞希選手。試合の時とは違い、終始にこやかな表情で楽しいひと時を過ごしました。

(上岡元記者)
「ベルトのピンク色はたまたま?髪色のピンクとも?」
(晝田瑞希選手)
「(ベルトの色)選べるのとか言われるが、たまたまWBOのベルトがこの色で、運命感じている」

晝田瑞希選手は、12月1日に行われたプロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦で、谷山佳菜子選手と対戦。サウスポーの晝田選手は、ダウンを奪うなど終始ペースを握り、大差の判定勝ち。日本人最速タイ記録となるプロ4戦目にして、世界王座を勝ち取りました。

(プロ4戦目で世界王座獲得 晝田瑞希選手)
「後楽園ホールはいい感じの広さで、みなさんの顔が見える。感謝の気持ちと、応援してくれる方と少しでも恩返しできるという気持ち、ほっとした気持ちで泣いちゃいました」

岡山工業高校でボクシングを始めた晝田選手。きっかけは…。

(晝田瑞希選手)
「高校のパンフレット見ながら、ボクシング部あるから入ろうかなと、適当に(母に)言っていた。適当に(部の関係者に)ノリで聞いたら、 「入れますよ(女子部員は)いないですけど」と、入れるのならやってみようかくらいの 本当に何も考えずに始めた。(大きな目標とかは?) ないです。まったく。ボクシングは裸足ですると思っていた」

高校卒業後は多くのオリンピアンを輩出している自衛隊に入隊。本格的な練習で力を付けた晝田選手は、オリンピックのチャンスをつかむものの、あと一歩届きませんでした。

(晝田瑞希選手)
「今思い返せば絶望しかなかった。感情も何もなくなった。(次のパリ五輪を狙おうとは?) 思いました。すごく悩んだ。プロの世界で、自分の実力と自分の持っているもので成功したいと切り替えて、ターゲットを変えて、プロで頑張ってみようという選択をした」

2021年、東京の名門三迫ジムに入り、プロ4戦目にして王座を獲得した晝田選手。次なる夢は…。

(晝田瑞希選手)
「どんなチャレンジャーが現われても、圧倒して勝てるように強くなって、防衛はもちろん、他のベルト(タイトル)も あるので挑戦したい。一番大きな目標は、アメリカのラスベガスで 試合がしたい」