児童虐待に対応する児童相談所の職員などを対象にした研修会が１２月１９日、岡山市北区で開かれました。

研修会には岡山市の児童福祉施設や児童相談所の職員など約１５０人が参加しました。会では、児童虐待に詳しい専門家が講演し、子供の行動や育児に悩む親の背景を理解した上で、親と子が交流を深められるよう支援することが大切と話しました。

岡山市では２０２２年１月、母親と交際相手の男に虐待を受けていた当時６歳の女の子が死亡する事件が起きていて、児童相談所や警察など関係機関の連携や情報共有が課題として指摘されています。

（岡山市こども総合相談所　江田始男所長）
「過去の虐待事件も踏まえて、虐待する親の理解や見識を深め、虐待防止の力になれば」

岡山市は、研修会を通じて、児童虐待に携わる職員の資質向上を図り、効果的な支援方法を見出していきたいとしています。