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阪神淡路大震災の教訓(1)盲点!地震火災 火災への備えもセットで考えて【備えのツボ 岡山・香川】

2023.01.17

阪神淡路大震災の教訓(1)盲点!地震火災 火災への備えもセットで考えて【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボは93回目。阪神淡路大震災の教訓を3回にわたってお伝えします。

大規模地震の盲点、地震火災です。
ツボ1
(防災士 小林宏典記者)
「阪神淡路大震災の際の消防の活動記録です。建物の倒壊だけではなくこうした大規模な火災が密集した都市部で甚大な被害を招きました」
ツボ2
阪神淡路大震災から28年にあわせて高松市で開かれた防災とボランティア展。
ツボ3
消防の活動記録の中に火の海に包まれた街の写真がありました。甚大な被害をもたらした地震火災です。
ツボ4
阪神淡路大震災は建物の耐震化が教訓となりましたが、地震火災のリスクが露わになった災害でもありました。

神戸市では、地震直後に同時多発的に火災が発生し、約7000棟もの建物が焼失しました。出火件数が285件と消防の消火能力を大きく超えたこと。建物の倒壊で燃えやすい木造の部分が露出し延焼につながったことがその理由です。

こうした地震火災は、人や建物が集中する都市部や市街地ほどリスクは高まります。次の巨大地震に備え、火災への備えも急がなければなりません。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ5
都市部や市街地で大規模な地震が起きたら、その後の火災に備える、これが阪神淡路大震災の教訓です。備えは地震と火災のセットで考えましょう。
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