ヒット映画とのタイアップで岡山城をＰＲします。俳優の木村拓哉さんが戦国武将の織田信長を演じた映画「レジェンド＆バタフライ」。その撮影で使われた衣装の展示が２月９日から始まりました。

きらびやかな金の刺しゅうが施されたマントに、激しい戦いをイメージさせる装束。岡山城の不明門で２月９日から始まった特別展で展示されている衣装です。

現在公開中の映画、「レジェンド＆バタフライ」で織田信長役の木村拓哉さんと妻・濃姫役の綾瀬はるかさんが着用したものですが、一体、なぜ信長の衣装が岡山城に？

（岡山城学芸員　原田莉沙子さん）
「岡山と織田信長、実はすごくゆかりのある地なんです」

岡山城を築いた宇喜多秀家の父・直家は、戦国時代、西に毛利輝元、東に織田信長が勢力を持つ中、信長に味方し、生き抜いたと言われています。さらに、、、

（生本ひなの記者）
「岡山城の名物の１つ、金箔瓦なんですが、実はこれも織田信長が発案したと言われています」

信長が築いた安土城や岐阜城にも使われた豪華な金箔瓦は、家臣たちに伝わり、岡山城でも使われています。

会場では、衣装のほかに映画に登場する小道具なども展示されています。

（訪れた人は…）
「いいねえ～。映画見てるから身近に感じる」
「迫力あるシーンが思い出される」
「これを着て映画を撮っていたんだと思うとドキドキする」

（岡山城学芸員　原田莉沙子さん）
「岡山城は歴史を伝える城、集う城ということで、たくさんの人に集ってもらい、こういった形で歴史を学ぶ、楽しく知ってもらう機会になれば」

岡山城の魅力と激動の戦国時代を感じられる特別展示は、２月２６日まで行われます。