岡山市の池田動物園が２月１４日で開園７０周年を迎えました。園内では、市内の高校生らが育てた約３万本の花で園内を彩るイベントが２月１４日から始まりました。

池田動物園で２月１４日から始まった「動物たちと花フェス２０２３」です。初日はオープニングセレモニーが行われ、関係者らがテープカットで７０周年を祝いました。

このイベントは、コロナ禍で来園者が減っている動物園を盛り上げようと企画されたものです。

園内は、ペンギンのオブジェを使った花壇や花の迷路などが設置され、チューリップやパンジーなど色とりどりの約３万本の花で彩られています。

池田動物園は１９５３年２月１４日に「池田産業動物園」として開園し、１９６２年には現在の「池田動物園」に名前が変わりました。

瀬戸大橋が開通した１９８８年には、中国三大珍獣展が開かれジャイアントパンダも展示され、３カ月余りのイベント期間中に９０万人が訪れ、話題となりました。

園によりますと、最近はコロナ禍で来園者が大幅に減少したほか、物価高騰に伴い、動物のえさ代が４割から５割ほど、水道・光熱費も３割近く値上がりするなど、厳しい状況下での７０周年となりました。

（花フェス実行委員会　楢村伴睦実行委員長）
「子どもたちの歓声がいつも聞こえるような動物園になったら良い。きょうが７０周年。１００年、１００年以上と続いていくように、花フェスを中心に発展してもらえたら」

開園７０周年を祝うイベントは、４月２３日まで行われます。