サッカーのＪ３リーグ。米山篤志新監督のもと、Ｊ２昇格を目指すカマタマーレ讃岐は、３月５日、ホームでの開幕戦で、元日本代表の中山雅史監督率いる沼津に勝利し、幸先の良いスタートを切りました。

（サポーターは…）
「とりあえず点を取ってほしい。勝ち点３」
「Ｊ２に昇格してほしい」
「カマタマーレ、頑張れ」

（岸下恵介アナウンサー）
「２０２２シーズン１７位からの巻き返しを図るカマタマーレ讃岐。『リーグ最多シュート、最少失点、Ｊ２昇格』を掲げるシーズンが始まります」

新加入選手１４人と、新たな体制で臨むカマタマーレの開幕戦。両チームともに、監督は就任１年目で元日本代表。注目の一戦となりました。

前半４０分、リーグ最少失点を目標とするカマタマーレの堅いディフェンスが光ります。連続で５本のシュートを打たれながらも、ピンチを切り抜けます。

エンドが変わった後半、カマタマーレが猛攻を仕掛けます。コーナーキックのチャンスから、８番・森勇人のシュートはわずかにクロスバーの上。ドリブルで駆け上がった２２番・鳥飼椋平のシュートはディフェンダーに阻まれます。さらにフリーキックにダイレクトで合わせた１４番・金井貢史のシュートは、キーパーの正面。

引き分けが頭をよぎった後半４５分でした。１０番・川崎一輝のクロスを、ファーサイドから走りこんだ１１番・吉田源太郎が右足でシュート。吉田の記念すべきＪリーグ初ゴールでカマタマーレが先制します。

試合はこのままカマタマーレが１対０で勝利。４シーズンぶりに開幕戦を白星で飾りました。

（Ｊリーグ初ゴール　カマタマーレ讃岐　１１　ＭＦ　吉田源太郎選手）
「うれしさが一番。親が見に来ていたので、ゴールを見せられて恩返しできた」

（初陣で初勝利　カマタマーレ讃岐　米山篤志監督）
「うれしい。開幕戦を勝利で終えることができて、これからも非常に勢いに乗れる開幕戦になった。Ｊ２昇格に向かってぶれずに戦っていきたい」

（アスルクラロ沼津　中山雅史監督）
「僕らに隙があったのだろう。その隙を逃さないカマタマーレ」