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2023.03.13

操山高生自殺問題を発端に…「再発防止策」の方向性まとまり近く公表へ その内容は…【岡山】

岡山市の岡山操山高校で、野球部のマネージャーの男子生徒が監督の叱責を受けた後、自殺した問題で、岡山県教育委員会が検討していた再発防止策の方向性がまとまり、その内容が分かりました。

この問題は2012年、岡山操山高校の野球部でマネージャーをしていた当時、高校2年の男子生徒が野球部の監督から叱責を受けた後、自殺したもので、岡山県教委が再発防止策について検討していました。

関係者によりますと、これまであった「体罰防止ハンドブック」を全面的に見直し改訂することや体罰や不適切な指導についてのビデオを作成し、生徒と保護者に毎年、視聴する機会を作ること、不適切な指導についてより厳しい懲戒処分の指針を設けるなどの再発防止策の方向性がまとまったということです。

また、新たに自殺事案対策に関する総合的な基本指針を策定します。当時、自殺の原因調査が適切に行われなかったことや第三者委員会の設置が大幅に遅れたことなどを踏まえ、不適切指導などによる自殺防止対策だけでなく事案発生時の調査方針、遺族の心情に寄り添った対応などが盛り込まれるとみられます。

この再発防止策の方向性については、近く公表される予定です。