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震度7が“相次ぎ発生“…災害は「常識や想定を超える」 熊本地震の教訓【備えのツボ 岡山・香川】

2023.04.13

震度7が“相次ぎ発生“…災害は「常識や想定を超える」 熊本地震の教訓【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す、「備えのツボ」です。4月14日で熊本地震の前震から7年。それまでの常識を覆す地震だったことを忘れてはいけません。

(防災士 新田俊介)
「災害関連死を含め、約270人が命を落とした地震。被害拡大の要因となったのは、激震が立て続けに起きたことでした」

■「覆った常識」

2016年4月14日午後9時半前、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の地震が発生。気象庁は「余震」に注意するよう呼びかけました。ところがその28時間後、ほぼ同じ場所で最大震度7の地震が再び発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは後の地震の方が大きく、被害は拡大しました。

■「『想定外』を教訓に」

熊本地震を受け、気象庁は注意の呼びかけに「余震」という言葉を使うのをやめ、例えば、「今後1週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意してください」といった表現に改めました。また、熊本地震のような活断層型の地震は発生間隔が1000年単位と長いため、国が発表している将来の発生確率の値も大きくならない上、これまで知られていなかった活断層で地震が発生するケースも考えられます。

そこで、押さえてほしい備えのツボはこちら。

災害が時に常識や想定を超えることは、これまでの歴史が証明しています。ハザードマップの確認や備蓄品の用意など、命を守るための備えは大丈夫ですか。
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