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2023.04.24

バス運転手が“サングラス”をかけ運転 そのメリットは…中国・四国のバス会社で初の実証実験【岡山】

岡山市のバス会社で、4月24日からバスの運転手がサングラスをかけて運転する実証実験が始まりました。どんなメリットがあるのでしょうか?

(サングラスを渡すスタッフ)
「きょうからサングラス着用が始まる。注意事項として着用は運転席のみ」

岡山市の両備グループでは、24日から一部の運転手がサングラスをかけてバスを運転します。運転の妨げになってしまう直射日光や反射光を和らげ、周囲を見やすくするほか、運転手の疲労軽減につなげるのが狙いです。使用するサングラスはメガネの上から着用できるものなど3種類あり、色覚への影響は小さいということです。

(運転手は…)
「きれいに赤信号も見えている、全く問題ない」
「夕方に、特に西に向かって走る時は非常にまぶしい。重さなどもなく、快適に使うことができた」

こうした取り組みは中国・四国地方のバス会社では初めてということです。

(両備バスカンパニー西大寺営業所 香川賢太ブランチマネージャー)
「一般車相手に威圧感を与えてしまうところがある。よりホスピタリティがある接客対応マイク案内で(サングラスを)着けていても怖くない運転、外部の人にも優しい運転をして理解をしてもらい、実証実験が終わりアンケートをまとめて導入の可否を決めていきたい」

実証実験は5月21日まで行われ、両備グループでは今後、乗客の意見も聞くことにしています。

運転中のサングラスは、鉄道会社ではすでに岡山でも導入されています。JR西日本では2019年から希望する運転士がサングラスを着用しています。また、井原鉄道でも2021年に導入しています。

2つの鉄道会社によると運転士からは「信号機が見えやすくなった」などの声が上がっていて導入の効果が出ているということです。