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車が踏切内で立ち往生…非常ボタンや発煙筒使い脱出訓練 春の全国交通安全運動を前に【香川・高松市】

2023.05.10

車が踏切内で立ち往生…非常ボタンや発煙筒使い脱出訓練 春の全国交通安全運動を前に【香川・高松市】

春の全国交通安全運動が5月11日から始まるのを前に、踏切内での事故を防ぐための訓練が高松市で行われました。

ゆっくりと前進して遮断機を押し上げます。車が踏切内で立ち往生した際の脱出方法の実演です。

訓練には、地域住民のほかJR四国の職員など約30人が参加しました。訓練では、踏切に設けられている非常ボタンがどのように作動するのかについてJR四国の職員から説明があったほか、発煙筒に火を付けて列車に危険を知らせる訓練などが行われました。

香川県警によりますと、県内では、ここ10年で、踏切内での人身事故が19件発生していて、そのうち、9人が死亡しています。遮断機が降りたあとに踏切内に進入するなど無理な通行が事故の原因となっているケースが多いということです。

(JR四国安全推進室 坂中真文副室長)
「踏切事故が発生すると、尊い人命が失われることがあるし、列車の乗客にも危険なことがあるので、踏切では、一旦停止して、安全確認をした後で、ゆっくり通行してほしい」

また、10日は、踏切の安全な通行を呼び掛ける啓発グッズも配られました。