ヨーロッパの刺しゅうをもとに、色鮮やかで繊細なデザインを取り入れた、戸塚刺しゅうの展示会が岡山市のデパートで開かれています。

戸塚刺しゅうは、鮮やかな色使いとステッチの多さが特徴で、全国に多くの愛好家がいます。この展示会は戸塚刺しゅう協会が多くの人に刺しゅうに興味を持ってもらおうと毎年開いているもので、会場には岡山支部の会員が制作したタペストリーや雑貨など２８６点が展示されています。

瀬戸内市出身の画家、竹久夢二の美人画が描かれた作品は、会場の岡山高島屋の開店５０周年を記念し、夢二郷土美術館と共同で制作されたもので、夢二の繊細なタッチが戸塚刺しゅうで細かく再現されています。

（戸塚刺しゅう協会岡山支部　池田桂子支部長）
「若い方、小さい子供から手が離れたくらいから始めれば、楽しんでいただけると思う」

刺しゅう展は岡山高島屋で５月１５日まで開かれています。