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西日本豪雨の「みなし仮設住宅」終了へ 4月末時点で4世帯10人が入居【岡山】

2023.05.12

西日本豪雨の「みなし仮設住宅」終了へ 4月末時点で4世帯10人が入居【岡山】

2018年の西日本豪雨で、アパートなどを活用する「みなし仮設住宅」の利用が、2023年7月で終了することが分かりました。これで全ての仮設住宅がなくなる見通しで、豪雨からの復興は5年で大きな節目を迎えます。

2018年の西日本豪雨では、県内で4830棟の住宅が全壊、ピーク時は3415世帯9074人が仮設住宅に入居しました。仮設住宅はプレハブなどの建設型と、賃貸住宅などを活用したみなし仮設が整備され、このうち建設型は2022年9月までに全員が退去しましたが、みなし仮設には4月末時点で4世帯10人が入居しています。入居期限は原則2年で、その後1年ごとで延長されてきました。

県によりますと、復旧工事が進み住宅再建の条件が整ったとして、2023年は期限を延長しないことを説明し、利用者が了承したということです。これで2023年7月までに全ての仮設住宅がなくなる見通しです。

西日本豪雨から7月で5年という節目を迎えるわけですが、被災者の住宅再建は復興に向けた第一歩となります。その生活の土台がようやく整ったという気がします。その一方で被災者が実感できる復興となっているのか、しっかり点検していかなければいけないと思います。