香川県の鉄道会社２社が５月２０日から運賃を値上げします。

☆ＪＲ四国
値上げは２０２３年５月２０日の購入分からで、値上げ率は、普通運賃、定期券、特急料金全体で平均、約１３％です。 高松駅から主な区間の普通運賃でみると、岡山駅までが１１０円上がって１６６０円、観音寺駅までが１３０円上がって１２４０円などとなります。
今回の値上げは、人口減少による需要低迷に加え、コロナ禍での業績悪化を受けたもので、消費税増税を除けば１９９６年以来、２７年ぶりです。

☆ことでん
値上げは２０２３年５月２０日からで、値上げ率は普通運賃、定期券あわせて平均１０．９％になります。 初乗り運賃は１０円アップ、乗車距離が４３．１キロ以上では１００円アップになります。

値上げの理由については、新型コロナの影響で利用客数が大幅に落ち込んでいることに加え、ロシアのウクライナ侵攻に伴う燃料費の高騰が経営を圧迫し、効率化や省力化に努めてはいるものの、もはや企業努力では吸収できないレベルに来たと説明しています。

ことでんでは消費税増税による値上げを除くと、１９９５年以来、２８年ぶりの値上げとなります。

☆定期券の購入はどうなるの？
ＪＲ四国では値上げ幅の大きい通勤定期の一部区間については１年間、専用のチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」を使えば、値上げ幅が抑えられる措置を行います。（徳島県内の区間中心）
また、２社ともに定期券は５月１９日までに購入すれば、５月２０日以降有効の定期券であっても値上げ前の値段が適用されます。

ＪＲ四国
・５月１９日までに購入したきっぷ（乗車券・特急券等）は値上げ前の値段で利用可能
・５月１９日までに購入した定期券は値上げ前の運賃・料金で、５月２０日の改定後も有効期間まで利用可能

ことでん
・５月１９日までに購入した定期乗車券は５月２０日以降の有効期間の定期乗車券であっても改定前の運賃が適用される
定期乗車券は新規・継続ともに有効開始日の１４日前から購入可能