2023.05.18
前を向いて生きていくために… 西日本豪雨で被災した写真約1万1000枚を“供養”【岡山・倉敷市】
西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町で被災した写真の洗浄を続けているボランティア団体が、5月18日、劣化が進み修復できない写真の供養会を開きました。
水につかり、処分せざるを得なくなった写真の数々。
(三竿雅義記者)「思い出が詰まった写真を洗浄して持ち主へ戻す。これがかなわなかった写真を供養する法要が営まれています」
供養する写真約1万1000枚を祭壇に置き、真備町の4つの寺の僧侶が読経しました。
写真洗浄ボランティア「あらいぐま岡山」は、水や泥で傷んだ写真をきれいにして持ち主に返す取り組みを2018年9月から続けています。
これまで約50万枚の写真を預かり、その9割を洗浄して持ち主に返しましたが、長い時間、水分を含んだものは劣化が進み、元に戻すことができなくなります。
(吉備寺 杉岡正規住職)
「こういうことがあると、そこへ 気持ちが残って前へ進めなくなる。法要で(執着を)解いて 前へ向いて生きていかないといけない」
(あらいぐま岡山 福井圭一さん)
「どうしても救えなかった写真もあるが、一人一人の思いがこもっていることを感じながら(洗浄)作業をしていたので、その思いで供養した。全国いろんなところで災害がある」
西日本豪雨から7月で5年。あらいぐま岡山は引き続き、真備町すべての住宅を回るローラー作戦を継続し、被災写真の洗浄活動を継続するとしています。
水につかり、処分せざるを得なくなった写真の数々。
(三竿雅義記者)「思い出が詰まった写真を洗浄して持ち主へ戻す。これがかなわなかった写真を供養する法要が営まれています」
供養する写真約1万1000枚を祭壇に置き、真備町の4つの寺の僧侶が読経しました。
写真洗浄ボランティア「あらいぐま岡山」は、水や泥で傷んだ写真をきれいにして持ち主に返す取り組みを2018年9月から続けています。
これまで約50万枚の写真を預かり、その9割を洗浄して持ち主に返しましたが、長い時間、水分を含んだものは劣化が進み、元に戻すことができなくなります。
(吉備寺 杉岡正規住職)
「こういうことがあると、そこへ 気持ちが残って前へ進めなくなる。法要で(執着を)解いて 前へ向いて生きていかないといけない」
(あらいぐま岡山 福井圭一さん)
「どうしても救えなかった写真もあるが、一人一人の思いがこもっていることを感じながら(洗浄)作業をしていたので、その思いで供養した。全国いろんなところで災害がある」
西日本豪雨から7月で5年。あらいぐま岡山は引き続き、真備町すべての住宅を回るローラー作戦を継続し、被災写真の洗浄活動を継続するとしています。