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2023.05.25

これまでより最大30分早く…大雨をもたらす「線状降水帯」情報 前倒して発表【備えのツボ 岡山・香川】

備えの基本を押さえて防災力アップを目指す「備えのツボ」です。記録的な大雨をもたらす線状降水帯。その発生を知らせる情報が、これまでより早く発表されます。
ツボ1
(防災士 新田俊介)
「九州北部豪雨に西日本豪雨、それに熊本を中心に大きな被害が出た2020年の豪雨。共通しているのが、線状降水帯の発生です」
ツボサムネ
同じ場所に次々と発達した雨雲が流れ込み、大雨をもたらす線状降水帯。
ツボ2
西日本豪雨では広島県で発生し、3時間に100ミリ以上の雨を観測しました。
ツボ3
気象庁は一定の地域で3時間の積算降水量などの基準を満たした場合、線状降水帯が発生したことを伝える情報を発表しています。
ツボ4
身の安全を守るための重要な情報。線状降水帯の発生をいち早く伝えるため、気象庁は5月25日から、これまでより早く発表する運用を始めました。
ツボ5
積算降水量など発表の基準は変わりませんが、30分以内に基準を満たすと予測されれば、その時点で線状降水帯が発生したとみなし、情報を発表します。
ツボ6
具体的には、気象庁のホームページで発生が予測されるエリアが赤の点線で囲まれます。また、OHKでは字幕スーパーでの速報やウェブの速報で発信します。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。
ツボ7
これまでの運用では、情報が発表された時点ですでに大雨となっていたケースがほとんどで、最大30分の前倒しで避難の猶予が生まれるかもしれません。自治体からの避難情報などと合わせて、適切な防災対応を取りましょう。