岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、体操の関西高校３年・脇原和志選手です。

岡山市のジップアリーナ岡山で５月２８日に行われた、８月の北海道インターハイ予選を兼ねた岡山県高校総体・体操競技の個人総合で、脇原選手は１位になりました。

しなやかでダイナミックな動きでは誰にも負けないという脇原選手。自身が最も得意とする鉄棒では出場選手中、唯一の１４点台を出し、今大会６種目を通して「ノーミスだったのがよかった」といいます。それでも、跳馬の着地など、細かいところの精度をもっと高めたいと課題を語りました。

■目指すのは“きれいで失敗しない選手”

脇原選手は４歳の時、父親に勧められて体操を始めました。岡山市の操山中学校時代から日本体操協会のU１５男子ジュニアナショナル選手として強化対象となるなど、注目された存在でした。

関西高校では、同校OBで日本代表としても活躍した長谷川智将監督から指導を受け、「（試合展開を考えながら）器具に触った瞬間を大事に、しっかり力を入れて」とアドバイスを受けているそうです。

目指すのは、きれいで失敗しない選手。「内村航平さんや、橋本大輝選手（順天堂大）のようになりたい」と語ります。

■最大のライバルはチームメイト

全国の舞台でも１、２を争う存在が、チームメイトの中村隆太郎選手です。２０２３年３月の全国高校選抜大会・男子個人総合では中村選手が優勝、脇原選手が２位となりました。今大会では２人で種目別の１位を３種目ずつ分け合い、個人総合も中村選手が２位と続きました。

高校最後の年、目指すのは北海道インターハイ、全日本ジュニア、国体での団体優勝。そして、個人でも“総合優勝”を狙います。