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2023.06.02

「美しくて、正しい演技」で頂点へ 体操・中村隆太郎選手(関西高3年)【キラキラアスリート 岡山】

岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、2023年春の高校選抜で日本一になり、夏のインターハイで春夏連覇を目指す、体操の関西高校3年・中村隆太郎選手です。

岡山市のジップアリーナ岡山で5月28日に行われた、岡山県高校総体の個人総合で、中村隆太郎選手は2位に入り、8月の北海道インターハイ出場を決めました。

今大会では、「ミスが少なく、美しい演技ができた」と振り返る中村選手。6種目のうちゆか・つり輪・跳馬の3種目で1位になりました。特に「着地までしっかり出来たことが良かった」というゆかでは、出場選手中、唯一の14点台を出しました。得意種目の跳馬では着地で後方に転倒しましたが「とても難しい技なので、後ろに転がったのがよく回転ができている証拠」と、前向きにとらえていました。

■ともに「金メダリスト」を夢見るライバルの存在

その中村選手に勝ち、今大会で総合1位となったのが、チームメイトの脇原和志選手です。脇原選手はあん馬・平行棒・鉄棒の3種目で1位となり、僅差で中村選手に競り勝ちました。春の高校選抜では中村選手が日本一になりましたが、脇原選手は2位になっていて、2人は全国大会でも最大のライバルです。

「オリンピック金メダリストになる」という大きな夢を持っている2人。個人の勝負はもちろんですが、団体では、「関西高校として、インターハイ、全日本ジュニア、国体の3冠」をともに狙う、頼もしい仲間です。

■「美しくて、正しい演技」を

親に誘われて、5歳から体操を始めたという中村選手。おかやまジュニア体操スクールで練習を重ね、中学2年生と3年生の時には、日本体操協会のU15男子ジュニアナショナル選手にも選ばれました。

関西高校に入ってからは、日本代表でも活躍した長谷川智将監督が指導する「美しくて、正しい演技」を普段から心がけていて、インターハイでもその教えを守り、再び全国の頂点を目指します。