２００２年、津山市で主婦が行方不明となり、現金７００万円が引き出された未解決事件は、６月３日で２１年になります。警察は２日、津山市内で情報提供を呼びかけました。

当時５４歳の津山市の主婦、高橋妙子さんが２００２年６月３日、自宅から連れ出され、夫の銀行口座からおよそ７００万円が引き出されました。警察は現金を引き出した男と女を特定しましたが、すでに自殺していて高橋さんの行方はわかっていません。

警察は２日朝、津山市内で高橋さんの顔写真や男の車が印刷されたチラシ入りのポケットティシユを配り、情報提供を呼びかけました。これまでに４７０件の情報が寄せられたものの、この１年の情報提供は２件にとどまっています。

（地元の人は…）
「記憶の中からは薄れてくる。どうしても 高橋さんの家族も時間が止まっていると思う。早く見つかってくれれば」

（津山警察署　大木章弘刑事官）
「今一度当時のことを思い出して 発見の手がかりとなる情報提供を」

高橋妙子さんの夫の幸夫さんはＯＨＫの取材に対し、「２１年たったでも事件のことを思い出すとつらい。妻の発見のため情報提供をお願いしたい」と話しています。