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2023.06.06

電話で「暗証番号を教えて」…220万円引き出される 特殊詐欺の“高額被害”相次ぐ【岡山】

高額の被害が相次いでいます。岡山県で特殊詐欺の被害額が、2023年5月の1ヵ月間で5000万円を超えたことが分かりました。

岡山県警によりますと、5月に発生した岡山県の特殊詐欺の被害額は約5320万円で、2022年の同じ時期と比べて約2.5倍となっています。

2023年は架空料金請求詐欺やオレオレ詐欺、キャッシュカードや通帳をだまし取る預貯金詐欺などで被害が目立っているということです。

被害の一例です。岡山市の90代の女性には区役所の職員を名乗る男から、「後期高齢者に支給されるお金がある。どこの銀行口座を利用しているか」という電話がありました。

そして金融機関を教えたところ、今度はその金融機関の職員を名乗る男から「暗証番号を教えて」などと電話があり、女性は暗証番号を教えました。その後、自宅を訪れた男にキャッシュカード2枚をだまし取られ、220万円を引き出されたということです。

自宅の固定電話への電話をきっかけに始まる被害が全体の約8割を占めていて、警察は電話の中でお金やキャッシュカードの話が出たら、警察や家族に相談するよう呼びかけています。