岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、ウエイトリフティング・岡山工業高校３年の小山竣大選手です。

倉敷運動公園ウエイトリフティング場で６月３日に行われた岡山県高校総体・ウエイトリフティング競技の男子１０２キロ級でトータル１位となり、８月に北海道士別市で行われるインターハイへの出場を決めました。

■ライバルとの優勝争い

春の全国高校選抜で７位になった塩飽隼斗選手（笠岡工業）との激しい優勝争い。試合中に視線が合うなど、ピリピリした緊張感を感じていました。小山選手はいつものように、「大きな声を出してやる気を出す」ルーティーンから試技に挑みます。

スナッチでは塩飽選手が１１２キロを上げ、１１０キロの小山選手を上回りました。しかし、小山選手はクリーン＆ジャークで１５０キロ上げ逆転、トータル２６０キロの大会新記録で優勝しました。

試合後、「慢性的なケガの痛みに耐えながら練習してきて、試合でいい結果を出せてよかった」と笑顔を見せました。

■階級を上げて今大会へ

春の全国高校選抜は“９６キロ級”で３位。しかし、大学でも競技を続ける予定の小山選手は、将来を見据え、身長１８０ｃｍの体格を生かそうと、今回“１０２キロ級”に階級を上げました。

現在の体重は９６キロ。インターハイで勝つためには、練習はもちろん、体を大きくすることが大事です。一日３食のほか、練習の前後にプロテインやおにぎりなどで栄養補給し、サイズアップを目指します。

■父親の指導を受け全国の頂点へ！

高校からウエイトリフティングを始めたのは、父・隆次さんの影響でした。出身地・玉野市の運動施設に勤務する隆次さんからは、日々指導を受けています。

インターハイと国体で「絶対に優勝したい」。父と二人三脚でその目標に挑みます。