高松琴平電気鉄道、ことでんが２０２３年４月、遮断機が下りていないのに列車を踏切に進入させたとして、四国運輸局に改善を指示されました。

運輸局などによりますと、ことでんは４月１１日午後４時前、高松市上福岡町の長尾線上福岡踏切で、警報機が鳴らず遮断機も下りていないのに列車を進入させたということです。運転士が気づいて緊急停止し、けがをした人はいませんでした。

原因は踏切にある変圧器のヒューズの破断で、６月３０日に運輸局から適切な設備の維持管理など改善を指示されました。

ヒューズは１０年から１５年の耐用年数を大幅に超えて４０年近く使っていて、ことでんは長期使用していたものを含めた管内４５４個のヒューズを交換しました。

ことでんでは２０２１年以降、遮断機が下りない事案が４件発生していました。