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2023.07.05

西日本豪雨から5年…教員目指す大学生が後輩に語る被災体験 復興後も語り継ぐ大切さを伝えたい【岡山】

西日本豪雨を高校生の時に経験した大学生が岡山市のノートルダム清心女子大学にいます。7月5日、当時の状況を授業で後輩に語りました。

この授業は、中学・高校の社会科の教員を目指す学生に災害や防災について考えてもらおうと行われたものです。西日本豪雨で被災したノートルダム清心女子大学3年の畑紗也加さんが2年生に向けて被災体験を語りました。

(ノートルダム清心女子大学 畑紗也加さん)
「(西日本豪雨から)5年経って記憶が薄れている人も多いと思う。被災を今後につなげていくことが何よりも重要」

畑さんは、倉敷市真備町の真備陵南高校1年生の時に被災。校舎の1階部分が浸水した学校の写真などを見せながら被害状況を説明し、復興後も被災経験を語り継ぐ大切さを伝えました。

(学生は…)
「畑さんと同じように被災を経験しているので、経験を今後につなげていきたいと思う」
「子供たちに被害が起こらないように次につなげていくために何ができるのか、伝えられるのは教員の役割。ちゃんと伝えていけたら」

(ノートルダム清心女子大学 畑紗也加さん)
「(西日本豪雨で)1人1人悲しい思いをしている人がいて、だからこそ1人1人に寄り添っていけるような先生になりたい」

大学はこうした経験を通して災害について考え、今後の授業づくりに生かしてほしいとしています。