７月１６日から始まる「海の事故ゼロキャンペーン」を前に、１４日、倉敷市の水島港で海難事故防止を呼びかける安全パトロールの出動式が行われました。

（船からの呼びかけ）
「船舶を運航する時は見張りをしっかりと行い、安全運航に努めましょう」

キャンペーンは、海での事故が増える夏を迎え、全国一斉に海難事故防止を呼びかけるものです。出動式では、旭化成水島製造所職員の２人がそれぞれ１日海上保安部長と１日船長に任命されたあと、巡視艇「りゅうおう」に乗り込み、水島港で安全パトロールを行いました。

岡山県の海域で２０２２年に発生した海難事故の当事者となった船舶は４５隻、人身事故者数は４５人で、月別では８月が最も多くなっています。

（水島海上保安部航行安全課　富樫広太郎課長）
「事故の原因は危機感の低下、大丈夫だろうというところで危機感がないところで起きてしまうので、自分にも誰にでも事故は起きるということをもって海と関わってもらえれば」

海の事故ゼロキャンペーンは、１６日から７月３１日まで行われます。