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2023.07.27

岡山市出身の芥川賞作家・小川洋子さん 2度目の岡山県文化特別顕彰【岡山】

文化の分野で優れた功績を上げた個人や団体に贈られる岡山県文化特別顕賞が、岡山市出身の作家、小川洋子さんに贈られました。

小川洋子さんは、7月27日に岡山県庁で行われた贈呈式に出席し、伊原木知事から表彰状を受け取りました。

2023年でデビュー35年を迎える小川さんは、1991年に「妊娠カレンダー」で芥川賞、2004年には「博士の愛した数式」で初代本屋大賞を受賞するなど、日本を代表する作家の1人として活躍しています。

2023年、芸術の分野で優れた業績をあげた人たちに贈られる日本芸術院賞を受賞した功績をたたえ、今回、2004年に次ぐ2度目の文化特別顕賞の受賞となりました。

(小川洋子さん)
「地元・岡山から賞をもらうというのは特別な喜びがあるし、この賞を機会に子供の頃育った岡山の街、あの時代が自分にとってどんなに幸せだったかを改めて感じている。(Qこれからの活動について)先人たちが紡いできた言葉の流れの中で、繰り返し書かれてきたけれど非常に大事なこと、忘れてはいけないことを受け継いで書いていきたい。平凡でもいい、一行でもいいから読み手の心に突き刺さるようなものを書いていきたい」

文化特別顕賞を2度受賞するのは、小川さんが初めてです。