備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。厳しい暑さとなっているこの夏、熱中症対策に生かせるツールを紹介します。

（防災士　新田俊介）
「岡山・香川は連日、最高気温が３５度前後の日が続いています。そして厳しい暑さ、この夏は特に注意が必要なんです」

■「今夏は猛暑日続出か」 気象台が発表した３ヵ月予報。中国・四国の気温は、１０月まで平年より高くなる可能性が高いとされています。 例えば、８月の岡山市の平年値は３２度から３４度ほど。それより高いとなると、猛暑日となる日が続出してもおかしくありません。 ■「情報にアンテナを」 毎日の天気予報では、岡山県なら北部、南部、香川県なら県全体の予想気温が示されますが、これをもっと詳しく知る方法があります。

それが気象庁のホームページで見られる「天気分布予報」。５キロ四方のメッシュで３時間ごとの予想気温の推移が示されます。 日中はどの程度まで気温が上がるのか、何時頃から下がるのかなど、自分がいるエリアの状況を詳しく把握することができます。 また、環境省と気象庁が発表する熱中症警戒アラートのホームページでは、岡山では１５ヵ所、香川では６ヵ所の暑さ指数が確認できるので、こちらも熱中症への備えに役立てましょう。 今回押さえてほしい備えのツボはこちら。

この夏は命にかかわる暑さが続く可能性があります。エアコンの使用や１日、１．２リットルを目安にした水分補給など、積極的な熱中症対策を心がけましょう。