厳しい暑さの中、涼しい音色で暑さを和らげようと岡山市中心部では恒例の「風鈴電車」の運行が例年より早く７月３１日から始まりました。

備前焼でできた風鈴が涼しげな音色を奏でる風鈴電車。岡山電気軌道が市中心部を走る路面電車の東山線で毎年運行しているもので、２０２３年で３１回目です。

２３年は連日の猛暑から例年より数日早く運行が始まり、出発前には電車のヘッドマークをデザインした高校生に感謝状が贈られました。

（ヘッドマークをデザインした　山陽学園高校１年　青木埜斐さん）
「すごくうれしい。空想的にしたくて、淡水魚の金魚を海に描いて面白くした」

車内には２０個の風鈴と飾りがつるされていて、短冊には地元の高校生からのメッセージが書かれています。

（乗客は…）
「カンカン鳴っている。いい気持ち」
「初めて乗った。風鈴のいい音色で涼しくなって気持ちいい」

風鈴電車は東山線で８月末まで１日１０往復程度運行されます。