OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.08.01

平和の意味を考える夏…県庁で戦没者追悼式 ウクライナ侵攻など激変する世界情勢に懸念も【香川】

太平洋戦争が終わって78年となるのを前に、香川県庁で8月1日、戦没者追悼式が行われました。参列者は犠牲者を悼むとともに大きく変わる世界情勢に懸念を持っています。

式には遺族など約60人が参列し、1931年の満州事変以降の香川県に関係する戦没者3万7869人を悼みました。あいさつした池田知事は、「平和の繁栄は犠牲と苦難の歴史の上に築かれたことを忘れない」と述べました。

一方、県遺族連合会の増田榮作会長は、「外国では過去の惨禍を彷彿とさせる痛ましい現況により、尊い命が失われている」と指摘。ロシアによるウクライナ侵攻など大きく変わる世界情勢を懸念する声が上がりました。

(父を亡くした女性)
「(ウクライナは)気の毒だと思う。日本の二の舞。子供がかわいそうだと思う。どうしようもないし支援もなかなか(できない)」

(父を亡くした男性)
「(日本は)敗戦国で被爆国なので、世界に平和をアピールして1日も早い(世界)全体の平和を願う」

2023年5月のG7広島サミットでも平和へのメッセージが発信されていて、改めて平和の意味を考える夏となりそうです。