広島に原子爆弾が投下されてから８月６日で７８年です。被害者を悼み、岡山市でも６日朝、慰霊祭が営まれました。

７８年前、原爆が投下された時間にあわせ、午前８時１５分、参加者が１分間の黙とうを捧げました。

慰霊祭には、岡山県内に住む被爆者や近くの東山中学校ボランティア部の生徒など約３０人が参列しました。参加者は献花台に花を手向け、原爆による被害者に鎮魂の祈りをささげました。

（岡山県原爆被害者会　廣信靖之会長）
「若い世代に戦争の恐ろしさを知っていただいて、核兵器廃絶に向けて頑張っていただきたい」

（岡山市立東山中学校　大石里奈さん）
「１年に１回だけでもいいから思い出せるように、友達と話したりとか授業でよくあるので道徳の話でもそうするようにしたいと思った」

被爆者会によりますと、２０２３年３月末時点で岡山県内の被爆者手帳を持つ人の平均年齢は８５．８４歳。２２年度は９５人が亡くなったということです。