笠岡市議会の議員報酬を月額５０万円から市の審議会の答申に沿った４５万円に引き下げる条例改正案が８月７日の市議会本会議で可決されました。

笠岡市議の報酬を巡っては、議員のなり手不足を解消しようと２０２０年４月の改選時に定数を２つ減らし、報酬を８万円増やした５０万円に改定。２０２３年３月までは市の審議会の答申額に合わせる形で、１０％カットした４５万円となっていました。

月額５０万円は県内で岡山市、倉敷市に次ぐ水準で、笠岡市と同規模の人口５万人未満の自治体では全国トップクラスです。（平均３３万５０００円）

７日に開かれた本会議で、議員報酬を答申通りに引き下げる条例改正案が全会一致で可決。

これまで答申額を超える報酬に対して市民団体が１６０３人分の署名を集め、条例改正の直接請求運動を展開し、市議会の４つの会派が答申通りの報酬を求める条例改正案を提出していました。

（笠岡市議会　天野喜一郎議員）
「一度上げたものを下げるのは議会の中で意見がいろいろあった。市民側から出てきた問題について解決できたと思っている」

議員報酬は１０月から引き下げられます。