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2023.08.17

原爆の悲惨さを2世、3世ずっと語り継ぐ…被爆体験者の声を聞いた高校生が語り部に【岡山・岡山市】

戦争体験の継承が課題となる中、被爆体験者の声を聞いた高校生が、原爆の悲惨さを語り継ぐ平和学習が8月17日、岡山市の高校で行われました。

(発表する高校生)
「広島の原爆投下は忘れようにも忘れられない。一瞬で10数万人が即死。無残な姿の被爆者」

岡山市の山陽学園高校で行われた平和学習は、核廃絶の署名活動などに取り組んでいるJRC部の生徒が企画し、1年生の生徒約250人が出席しました。

授業では、広島に原爆が投下された8月6日に語り部活動を続ける被爆者と面会した報告や、高校生の時に被爆した女性の体験をまとめた紙芝居を披露しました。

(発表する高校生)
「窓の外はピカッとものすごい光が走りました。すると今度はドドドドドッとすごい音が鳴り、しばらくすると『お母ちゃん助けて』という悲鳴があちらこちらから聞こえます」

(出席した生徒は…)
「原爆について色々と知れてよかった」
「戦争の残酷さを改めて知れたのでいい経験になった」

(発表した生徒は…)
「落とされた爆弾によって、戦争への意思のない人の生活も壊してしまう。原爆の被害が2世、3世へずっと続くことを伝えないとと思う」

戦後78年。学校では原爆の悲惨さを語り継ぎ、核廃絶につなげたいとしています。