熱戦が続く夏の甲子園。おかやま山陽は８月１７日、西東京代表の強豪日大三高を下し、岡山県勢として１１年ぶりのベスト８進出を決めました。

（奥原怜奈記者）
「（当初の目標）甲子園３勝まであと１つに迫った、おかやま山陽。アルプススタンドも盛り上がっています」

先手をとったのは、おかやま山陽。甲子園でここまで無失点の日大三高のエース安田を序盤から攻略します。

１回に先制し、続く２回、１アウト２塁のチャンスで、８番ピッチャーの西野がレフトオーバーのタイムリーヒット。２点をリードします。

山陽は３回に１点を返されますが、先発・西野はこの日コントロールが冴え、打たせて取る投球で相手にペースを握らせません。

そして５回、山陽は１アウト３塁２塁のチャンスを作ると、相手の送球ミスの間に２人のランナーが生還し、２点を追加。

その後も１点を加え、なおも満塁の場面でバッター西野の打球はセンター前へ。またもや西野のタイムリーで６対１とリードを広げます。

（西野選手の父・誠一さん）
「高校３年間の恩をきょうに全部使っていると思う。また点を取って少しでもチームが勝ちに近づけるように頑張ってほしい」

その後は２番手で登板した２年生の三宅、エースの井川と得意の継投で日大三高の追い上げを許さず、山陽は７対２で勝利。夏の甲子園では岡山県勢で１１年ぶりのベスト８進出です。

（西野彰人選手）
「ピッチングは５回までは先頭バッターを 抑えられていたので良かった。打席からスタンドを見たらこんなに応援してくれているから、頑張らないといけないと思った」

（渡邊颯人主将）
「ここまで来たからには１つでも上に勝ち進んでいけるように、まずは一戦必勝で自分たちの野球を最後まで貫きたい」

これで目標だった甲子園３勝を達成したおかやま山陽。決勝進出を次の目標に掲げていて、次の試合は８月１９日、鹿児島代表の神村学園と対戦します。