香川県の池田豊人知事は９月５日で就任から１年を迎えます。様々な分野で課題が発生していると痛感しながらも少子化や産業、観光の分野での成果を示し、１年を振り返りました。

（香川県　池田豊人知事）
「日々県政にかかる課題が、毎日いろんな分野で発生していると痛感した。問題を一つ一つ解決し改善することが県民の安全な暮らし経済の発展につながる」

池田知事は４日の会見で、就任してからの１年をこのように振り返りました。

各分野の成果についても述べていて、少子化対策として市・町の協力を得て高校卒業までの医療費を無償化するなど、子育てしやすい環境を整備。産業では様々な補助を広げることで企業誘致を促進し、デジタル関連企業など８件の誘致に成功しました。観光では新型コロナで休止していた高松空港の４つの国際線の再開を実現しました。

一方で人口減少は歯止めがきかず、ピークの１０３万人から９３万人に。出生数は初めて６０００人を下回りました。産業では人手不足が深刻化、観光では２０２５年の大阪・関西万博の客をどう呼び込むかが課題となっています。