９月１７日まで岡山市で行われていた全日本ＢＭＸフリースタイル選手権。パークの男子エリートで環太平洋大学の中村輪夢選手が圧巻のライディングを見せました。

ジャンプ台を使って自転車で様々な技を繰り出していくフリースタイルパーク。１分間のライディングを２回行い、得点の高い方で順位を競います。

（川上悠助ディレクター）
「岡山市役所の駐車場で行われている全日本ＢＭＸ選手権。パーク決勝には東京五輪日本代表の中村輪夢が５連覇をかけて挑みます」

（スタジアムＭＣ）
「スタート！」

８人で行われた決勝、最終走者で登場した中村は高さのあるジャンプと目にもとまらぬ早わざで、観客を魅了します。連覇を意識して少し硬くなったという中村ですが、２０２２年、世界選手権を制した実力を見せつけ、２位の選手に１８点以上の差をつけるただ一人の９０点台で１回目を終えます。

２回目はほかの選手の結果でライディングの前に優勝が決まった中村。自ら選曲したという六甲おろしでウイニングランを飾り大会５連覇を達成しました。

（中村輪夢選手）
「負けられないという気持ちが強かったのでほっとしている。パリ五輪に出場して前回（東京五輪）でメダルを取れなかったのでメダルに向け頑張りたい」

一方、１６日に行われたボーイズ１１歳１２歳の決勝には、岡山県美咲町の加美小学校５年、谷本怜雅が出場。後ろに回りながらハンドルを回転させるバックフリップバースピンなど難易度の高い技を確実に決め、６１．５０で３位に入りました。

（谷本怜雅選手）
「楽しかった。五輪に出て世界で活躍できるライダーになる」