９月２０日から全国ですべての年代を対象に新型コロナウイルスの新しいワクチンの接種が始まりました。今回で最後の無料接種となる見通しで、岡山市内の病院では早速、予約していた人の接種に訪れていました。

岡山県によりますと新しいワクチンの接種は県内８２１の医療機関などで受け付けていて、このうち岡山市の市民病院には２０日、高齢者や高校生など予約していた７人が接種に訪れていました。

（接種を受けた人は…）
「１回コロナに今年（２０２３年）かかってつらかったので、型が変わったタイミングで早めに打っておこうと」
「重症化しないためにも、各自一人一人が接種してほしい」

接種の対象となるのは生後６か月以上のすべての年代で、自己負担なしの無料で接種できます。２０日から使用されるワクチンは新型コロナウイルスのオミクロン株ＸＢＢ．１．５に対応しているファイザー製のもので、今後、モデルナ製も使われる予定です。

（岡山市立市民病院　今城健二院長）
「高齢で基礎疾患を持っている人の重症化リスクが非常に高い。早く通常の生活に戻ってもらうのがこのワクチンの一番の目標」

県によりますと各市町村から接種券が順次発送されていますが、これまでに使っていない接種券が手元にある人はそれを使用するということです。

今回のワクチン接種は２０２３年度末までで、２０２４年度からはインフルエンザなどと同じ定期接種への切り替えが検討されていて有料になる見通しです。