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2023.10.04

12月末運休方針の笠岡~白石島間のフェリー 笠岡市長”別の船会社が運航の意向”【岡山】

笠岡市の船会社が2023年12月末にフェリー航路休止の方針を示した白石島航路について、笠岡市の小林嘉文市長は別の船会社がこの航路を運航する意向を示したことを明らかにしました。

笠岡市の伏越港と白石島を結ぶフェリー航路は1954年に開設され、地元の船会社、三洋汽船が1日に8便運航しています。しかし、利用者の減少や船の老朽化、燃油価格の高騰などを理由に、2023年12月31日から運休する方針を示していました。

小林市長は10月3日の夜、白石島の住民団体の代表と面会し、複数の船会社と協議した結果、笠岡市の伏越港と笠岡諸島の北木島の間でフェリーを運航する事業者から、白石島に寄港する形で12月31日から本土から白石島への3便、白石島から本土への2便のあわせて1日5便、運航する案が示されたことを明らかにしました。

この航路を巡っては住民らが安定的な生活の足の確保を求め、市に陳情を行っていました。市によりますと船会社からは生活物資の運搬や地元産業などの課題についても個別に協議に応じるとの回答を得ているということで、今後、島の住民との話し合いが行われる見通しです。

笠岡市では今後も航路の維持に努めていきたいとしています。