ＮＴＴ西日本の子会社でコールセンターシステムの運用を担当していた元派遣社員が個人情報を不正に流出した問題で、岡山県警が不正競争防止法違反の疑いで捜査していることが分かりました。

ＮＴＴビジネスソリューションズによりますと、コールセンターの業務に携わっていた元派遣社員が、２０１３年７月ごろから１０年近くにわたって、業務委託を結んでいた自治体や企業が保有する約９００万件の個人情報を不正に流出したということです。

岡山県警は、健康食品などを手掛ける鏡野町の山田養蜂場から顧客情報が流出しているのではないかとの相談を受け、不正競争防止法違反の疑いで捜査を始めたということです。

山田養蜂場はＮＴＴの子会社にテレマーケティング業務の一部を委託していて、２０２３年１月までの約７年間で名前や住所、電話番号など約４００万件の顧客情報が流出したとの報告を受けたということです。

山田養蜂場では対象となる顧客が特定でき次第、個別に連絡し事情を説明することにしています。