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2023.10.24

新任教師は高校生!開校2年目迎えた「夢の学校」で大学生とともに古き校舎で企画授業【岡山・和気町】

岡山県和気町の小学校跡で、教員を目指す大学生と地元の高校生が小学生を相手に自分たちで考えた授業を行うイベントが行われました。テーマは「夢」。どんな授業だったのでしょうか。

和気町にある旧和気小学校。6年前に廃校になったこの学校を活用し授業を行うのは岡山市の環太平洋大学次世代教育学部の学生です。

過疎化が進む地域を盛り上げようと、2022年から授業の一環で取り組んでいるこのプロジェクト。2回目の23年は和気閑谷高校の1年生も参加し、大学生のアドバイスを受けながら企画した授業を行いました。

(和気閑谷高校の生徒は…)
「すごく難しかった。どうすればみんなが楽しんで学べるのか、時間配分やクイズの難度などを(大学生に)教えてもらった」

みんなで協力して答えを考えるゲームや身近な廃材を使った工作など、学生がゼロから企画した個性豊かな30の授業。

「最後捨てるの無駄だと思わない?」
「うん」
「なので、今回は保冷剤をもう1回使うことにした」

地元の3つの小学校から参加した児童は、普段と少し違った1時間目から3時間目を楽しみました。

(参加した児童は…)
「いつも体験できないことができて楽しかった。違う小学校の人もいるし」
「(授業が)全部違う内容で面白かった」

(環太平洋大学の学生は…)
「先生ってこんな面白いんだ、授業ってこんな楽しいんだというような、自分も教員という夢に向かっている最中で夢を子供たちにも持ってもらいたいと授業をした」
「授業のモットーが“楽しくいこう”だった。みんなが笑ってくれていたので良かった」

かつて地域の拠点だった小学校跡に、高校生と大学生の力で再び活気が戻りました。