雨の少ない日が続き、岡山県西部の高梁川水系でダムの貯水率が低下しています。国や県などで作る協議会は、１１月１４日から取水制限を行うことを決めました。

高梁川水系の上流域に位置する６つのダムでは、７日午前９時現在、貯水率が４２．６％と平年を３０ポイント以上下回っています。流域の降水量はこの２カ月間、平年の約２割程度と雨の少ない日が続いています。

この対策を協議するため開かれた会議には、岡山河川事務所のほか、流域の自治体や企業などが出席し、今後まとまった雨が降らなかった場合、１１月１４日から上水道で２％、工業用水で５％、農業用水で２０％の取水制限を行うことを決めました。

（岡山河川事務所　垣原清次所長）
「非常に厳しい状況。節水をしてもらえると その量が取水制限に関わってくる。日頃から気を付けてもらえると渇水の対策になるので協力してほしい。」

関係機関は今後、貯水量などの情報を共有するほか、住民に節水を呼びかけるとしています。