香川県内有数の観光地、琴平町の金刀比羅宮で１１月８日、日本を訪れる外国人富裕層向けの観光商品の開発に向けたモニターツアーが行われました。

モニターとして琴平町の金刀比羅宮を訪れたのは、イギリス出身で、執筆家や俳優として日本で活動しているステュウット・ヴァーナム－アットキンさんら３人です。

３人は、最初に、本宮の周辺を通訳ガイドとともに散策しました。続いて、神職から祈とうと神楽のレクチャーを受けたあと、実際に巫女の舞と雅楽の演奏を鑑賞し、祈とうを受けていました。

このモニターツアーは、日本を訪れるヨーロッパやアメリカなどの外国人富裕層を対象に観光商品を開発しようと実施されたもので、２０２３年８月に続き、２回目です。

歴史や文化を体験できる観光商品を作ることで本物の体験価値を求めて地方を訪れる知的富裕層を取り込むのが狙いです。

（モニターツアーに参加したステュウットヴァーナム－アットキンさん）
「こういう場所と雰囲気と神楽の音楽と踊りは 全部がディープなことだった。すごくおもしろかった。」

（金刀比羅宮　科野齋さん）
「普段金刀比羅宮でどういうことを やっているのかということを、体験してもらうのが 一番喜んでもらえると思う。日本の文化に親しんでもらうために 多くの人に来てもらいたい。」

ツアーを実施した金刀比羅宮などは、モニターの意見を参考にしながら、商品を完成させ、早ければ１１月下旬にも販売を始めることにしています。